2015年9月21日月曜日

古いトーンを脱ぎ捨てる ~あなたが繰り返す体験するもの~

ハートへと、たっぷりと呼吸を入れてあげて

もし、あなたが何かの困難さにぶちあたっているなら、
そこで自分が何を学ぶべきか、
自分の中の手放すべき古いものが何かを見ていく必要があります

それは、頭で考えるのではなく、
ハートで感じて行くこと

何かの問題が持ち上がった時、
あなたのそのハートで起こることは何なのか

どういった感情がそこに浮かび上がってきているのか

それはあなたの人生の中で、繰り返し現れてきているものなのか

もし、あなたがそれを繰り返し、繰り返し感じているものであるなら
あなたはその感情がもたらされた最初の地点へと戻っていく必要があります

あなたがその感情、感覚を感じた時、
それはどういう状況であったのか、
あなたはそれを、思い出し、
それを再び味わい、そして解放していきます

あなたが学ぶべきは、そういう困難さに、
同じ問題にぶちあたった時、
何か同じ感覚、感情に繰り返して出会う時、
あなたが学ぶべきは、
そうならないように努力することではなく、
何があなたの中にブロックとして残っているのか、
何の体験があなたにそれを最初にもたらしたのか、
そこまで到達し、それを解放し、
そして、それを許すこと

そうしない限り、たとえあなたがその同じ体験を2度としたくないと、
どんなに思って、どんなに努力しても、
それは事ある毎にあなたに訪れ、
あなたに同じ感覚を体験させます

あなたがそれらを避け、
それらから逃れようとし続けている限り、
それはあなたを何度も何度も襲います

そうではなく、
それらが起こっている時、
その感覚や感情の中に完全に入っていくこと

そして、そのコアに辿り着くこと

あなたを妨げているものは、
今、目の前に起こっている状況ではなく、
あなたがずっとそのボディの中に溜め込み、
握りしめ、ぎゅっとしがまえているもの

それがあなたに何度も何度も同じ体験をもたらします

状況は違っても、何かあなたに同じ感覚をもたらずもの

重要なのは、その感覚

何があなたの人生の鋳型になっているのか

あなたが常に感じる感覚

この生においてずっと、
どんな体験をしようと、どんな状況であろうと、何か、
そこにずっとあるトーンのような

それをあなたは見ていかなければなりません

それはそのトーンの色合いに、あなたのハートがずっと覆われているということです

全ての体験がそのトーンにより、彩られる

そういったものに気づくためには、
アウェアネスがしっかりないと難しく、
あなたはただ、そのトーンに無意識に巻き込まれ、
ただそのトーンを体験し続けます

そのトーンを、その鋳型を見るためには、
あなたはそこから出なければなりません

あなたがその体験の一部となっている限り、
あなたはその全体を見ることができません

あなたはそこから、出る

そして、より高次の次元から、それらを体験する

その時初めて、あなたには、そのト-ンや、あるいは鋳型、
そういったものが、見えてきます

その感覚は、そのト-ンはあまりにもずっとあなたとともにあるため、
あなたはそれに気がつかない

でもなぜか、いつも同じような体験、同じような味わいを、人生の中で感じ続けています

なぜ僕は、この思いを何度も何度も味わわなければならないのか

人生とはこういうものなのだろうか

そう思っているような何か

もし、まだそれにすら気づいていないのであれば、
あなたはもっと、知的になり、
あなたの内側で起こる自分自身の感情や感覚、
その味わいを明確に気づいている必要があります

実際にあなたが体験しているのは、
その目の前に起こっている状況ではありません

あなたが実際に体験しているのは、
その状況を通して起こっている内側の感覚や感情です

でも人は、外側の状況だけを体験していると思い込んでいます

ハートのワークは、あなたが直接ハートに向かい、
そしてそういったハートを覆い隠しているあなたの色合いの雲を、
それに気づき、その雲が発生している源へと辿り着き、
それらを解放してあげること

そのワークを行っていかない限り、
あなたはこの次元において、自由であることはできません

あなたは常にそのトーンにコントロールされ、
そのトーンの檻の中で、身動きが取れないままです

こんなちっぽけな檻の中にいることに、
フラストレーションを感じる必要があります

そうでなければ、あなたはそのトーンにただやられてしまう

あなたはそんなちっぽけな檻の中に閉じ込められ、
その過去に創られたちっぽけな鋳型にやられてしまい、
その生を終えるためだけに、ここにきているのではありません

あなたにはそれらを解放し、
あなた自身を解放し、
本当に自由になっていく力があります

そのためにはまずあなた自身が何を体験しているのか、
繰り返し繰り返し体験するものがどれであるのか、
明確にあなた自身が気づく必要があります

人生を振り返り、
今体験しているものが、実は何度も何度も体験しているものであること

周りの状況やその引き金となることは違っても、
あなたの中に起こってくる同じ味わい

それはフィルターのようなもの

全ての外側の状況がそのフィルターを通ってあなたの中に入ってくる

あなたから出るものもまた、そのフィルターを通って出ていく

全てがそのフィルターで色づけられ、
あなたはそれがこの世界だと思っている

そういったもの

あなたはそれに、クリアに気が付いているでしょうか

実は、あなたがそれにクリアに気づくということ自体が、
あなたが半歩、そこから抜け出しているということでもあります

それ以前はあなたは、
その体験の一部に過ぎず

あなたがそこから抜け出すためには、
アウェアネスとビーイング、そしてある程度のハートが必要となります

もしあなたがマインドであるなら、
あなたはそのトーンを決してクリアに見ることができません

なぜなら、
そのマインドそのものがそのトーンだからです

それはあまりにも近く、
それと一体であるため、
気づくことができません

それらを彩っているものの中に、
あなたの生活の仕方もまた、大きく影響を及ぼしています

あなたの食べるもの
あなたの吸う空気
あなたのいる場のエネルギー

そういったもの全てが、
あなたをよりネガティブな方向へと、
よりそのトーンを強める方向へともたらすのか、
もしくは、あなたをポジティブな方向へと、
よりそのトーンを薄めていく方向へともたらすのか、
それらの大きな因子となってもいます

あなたはそれらをよく吟味し、よく選んでいくことができます

あなたのハートに聞き、
あなたの身体に聞き、
あなたにとってふさわしい食べ物、
ふさわしいエネルギー、
それが何かをハートやボディに聞いて、
それらを選んでいくことができます

外側からの情報も役に立ちますが、
例えば、酵素玄米がいいとか、
自然の中がいいとか、
それらは確かに大切な情報ではありますが、
ただそれらを鵜呑みにするのではなく、
常にあなたのハートに身体に聞いていくこと

何が自分にとって一番心地いいのか
何が自分にとって一番必要なのか

あなたの中に全ての答えがあります

もしあなたが、ただ単純に外側の情報に動かされているのなら、
あなたは自分自身に責任を取っていません

***

今、この地上に起きている現象

龍神の働き

雨が降り、嵐が起こる

台風がたくさん起こり、雷が鳴る
竜巻が起こる

水と風の、そして電気の稲妻という、
それらの力によって、
あらゆるものがそのプロセスを通過しようとしています

古い古い、あなたの課題が、
私たちの課題が、
地上の持つ課題が浮上し、
クリアになり、
そのプロセスを通って解放されていく

もしあなたが無意識でいても、
あなたはそのプロセスを通過していく

でも、もしそれに意識的であれば、
あなたはよりスムーズにより早く、より完全にそのプロセスを通過していく

***

あなたはその自分の持っている古い古いトーンを、
鋳型を、
そのフィルターを、
手放す時

もちろんあなたには、それを手放さずに、
それらを体験し続ける自由があります

そうしていたいのなら、そうしていても構いません

多くの人が、そういったものにあまりにもなじんでいるため、
手放すことをしません

それがなくなってしまうことに、
むしろ大きな不安を感じてしまうからです

知らないことへの不安

それがなくなった状態を知らないがゆえに、
それを手放していくことに不安を感じてしまいます

それはあたかも乞食がボロボロの服を着ていながら、
そのボロボロの服にすっかり馴染んでしまい、
誰かが新しい服をそこに差し出しても、
そのボロボロの服を手放さないのと同じです

あなたは二つのことに気づく必要があります

あなたが握りしめているものが、
すでにボロボロの服であること

そして、それはただの服であるがゆえ、
あなた自身ではないということ

それはただの汚れてボロボロになった布切れに過ぎない

あなたはその二つのことにクリアにならなければなりません

そうでないと、あなたはそれを手放せない

多くの人にとって、
そのボロボロの服がアイデンティティになってしまっています

そこと自己同一化している

それほど深く、根深く、それはあなたと一体です

それがあなたの人生の色合い

その人生そのものだからです

あなたはその古い人生をこれからもずっと歩き続けるのか、
それとも新しい衣服を手に、産まれ変わり、新しい人生を歩んでいくのか

あなた自身がそこを明確に意図すること

もし、あなたが、
ボロボロの服を着続けていくことを意図すれば、
あなたはさして変化もなく、今まで通りの人生をある意味、安心して過ごすことができます

慣れ親しんだ同じ感情
慣れ親しんだ同じ感覚

それらとともにこれからも、生きていきます

でも、もしあなたが、
新しい衣服を手にすることを意図すれば、
その時あなたはそのボロボロの衣服を手放し、
あなたが本当に手にしたい人生を手にします

けれど、その慣れ親しんだものに対する愛着、
時としてそれは甘美な味わいすらあなたに与える

痛みや苦しみは、
実は甘美な味わいを持っています

だから、本当にそれを手放すためには、
実は大きな勇気を必要とします

あなたは脱ぎたいのに、脱げない

そのジレンマは、そういったことからもたらされています

このリトリートの間に、
あなたはどちらを選びたいのか、明確にすること

そして、新しい服を手にすることを選んだのであれば、
ここに、そのボロボロの衣服を脱ぎ棄てていくこと

このリトリートを終え、家路に着く時、
あなたはすでに新しく、清らかで、心地よい衣服を身にまとっています

***

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